あんぱんまんの旅日記


那須 北温泉


今回は温泉行きの話しを書きます。
9月15日は敬老の日。千葉県野田市に幼稚園児の孫のいる私としては、おばあちゃん役の出番です。14日に幼稚園の敬老の日の行事に出席し、おばちゃん役をはたし、すぐに那須の北温泉に行きました。那須は関東に近いリゾート地として賑やかなところですが、ここにこんな所があるのかと思うほどの所でした。
バス停から歩いて40分、駐車場からでも10分は歩かないといけない一軒宿です。たらたらと坂を下っていくとまず目に飛び込んでくるのが大きな温泉プールでの入浴シーンです。(勿論温泉だからハダカです)わぁー私もこの温泉に入るのかと思いながら宿の戸を開けるとまさに宿そのものが骨董品と言う感じでした。江戸、明治、昭和の時代に建てられた3つの棟からなる宿は湯治宿そのものという雰囲気を出していました。
たぶん私の泊まった部屋は明治の時に建てられたものでしょう。その低い窓からは温泉プールと宿の出入りが全て見渡せる位置でした。その窓に腰掛けながらボーとしていると何時代かをタイムスリップし、小さい頃の自分に戻れるような、なんとなく懐かしいような気分になり、贅沢ぜいたくと独り言を云っていました。
もう一つ此の宿の気に入ったところは風呂の数の多さです。全部で6つ(5つは混浴用)、女性専用が一つあることも嬉しかったことです。宿全体が骨董品だから全体が薄暗い、男だろうが、女だろうが誰が誰だか分からない。いつでも何処の風呂へでも入っていける雰囲気がとても良かったです。
もう一つ感心したことは、こんなに古い宿なのにできる限りの所には手すりがついていて、新しいところでは階段を車椅子移動できる設備が有ったことです。そして1カ所ですが洋式トイレがあったり、又杖の貸し出しもしていると書かれた張り紙がしてあったりと、身体の弱い人への配慮もそれなりに一生懸命考えている気分が伝わり、ここも私の心に残る温泉の一つになりそうです。

2000 10 05