あんぱんまんの旅日記 第11回


旅と出会い No1


 6月の末、北海道(稚内)に5泊6日で行ってきました。利尻・礼文・サロベツの自然も花もさることながら、素晴しい人たちに出会いました。
 松本さん40歳。豊富のはずれ、稚内から車で30分ほどの所の原野の中で自給自足の生活をされています。和歌山の出身で「いろいろ会社勤めもしたが、企業の悪どさ、都会での生活の息苦しさから抜け出したくて、30歳を少し過ぎてからの遅い決心だった」と話してくれました。
 家も古い学校をもらい受け、それを立て替え、畑も自分の手に合うものをと試行錯誤の連続で、もちろんこれでは生計が立たないので時々出稼ぎに行くとのこと。お米は作っていないので主食はジャガイモ、カボチャ、ソバ。全く手作りのソバの味は他にない味と自身を持ってのおすすめ。それからカボチャは、風邪をひきやすい体質と偏桃線が治ったとのこと。これも絶対におすすめだそうです。
 部屋には大きなステレオ・レコード・ギター・マイクがあり、そこで和歌山におられる老いた親のこと、サハリンのことなど熱っぽく話してくれました。一日すべてが自分のもの、自分だけの時間。自分一人で決められる24時間、最高の幸せだと思いませんか?現在、サハリンの豊富な資源(コンブなど)に目をつけた日本の業者が盛んに交流を働きかけているそうです。が、サハリンの昆布を安値で買い付けてしまうと日本の昆布業は大きな打撃を受けてしまうとのこと。企業レベルの交流ではなく、市民レベルの交流がしたいと、今夏ツアーではなくサハリンへ渡る計画を立てているそうです。(現在、個人でサハリンへ渡ることが出来た人は一人もいない)
 帰りには、木のようなウド、北海道ではどこにでもある大きなフキをお土産にとってきてくれました。ウドはごぼうときんぴらに。フキはことこと炊いてお店に出しました。北海道の味がして、とっても美味でした。