美奈ちゃん その3


美奈ちゃんが地域の小学校に再び行きはじめて次に親しく出会ったとき、彼女はもう中学生になっていました。ちょこちょこと走り回っていた姿はなく、今を一回り小さくしただけで、ドンとかまえていました。
 「小学生の間は何かとかまってくれる友達もいたけど、中学生になるとね...。」
 「放課後に何かすることがあるといいのに」と言われるお母さん。そうなんです。小学生の 間は子どもたちも心の余裕があり、一緒に遊んだり、喜んで世話をしたり、やさしく出来るのに 中学生になると勉強のことや、部活動の事でみんな自分のことで精一杯。人に優しくしたり、 ゆっくり接している余裕が無くなってしまうのでしょうか。
 お母さんとの話の中から生まれたのが、学校の帰りにわが家に集まって何かを作るグループ です。美奈ちゃんを含めて3・4人が週に一度集まり、それぞれに先生にボランティアに来て 頂き、紙ねんど・人形・くみひもなどを作りました。